[INTERVIEW]SOCCERBEEインタビュー、元韓国代表チョヨンチョル選手

2025/12/24

今回のインタビュー主役は、元韓国代表フォワードのチョ・ヨンチョル氏です。

Jリーグでの長年の活躍をはじめ、Kリーグやカタールリーグなど、
多様な海外経験と豊富なプロキャリアを持つチョ・ヨンチョル氏。
現在はエージェントとして新たなステージで活動している彼に、お話を伺いました。

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1. 簡単な自己紹介をお願いします。

チョ・ヨンチョル:
こんにちは。元サッカー選手で、現在はエージェントとして活動しているチョ・ヨンチョルです。
引退後は、さまざまなサッカー関連の仕事に携わっており、
「Coupang Play シューティングスター」に出演した経験もあります。


2. 今回の遠征プロジェクトで選手たちがSOCCERBEEを使用した感想はいかがでしたか?

チョ・ヨンチョル:
まず、このようにGPSデバイスを使用できる機会を提供してくださったSOCCERBEEの皆様に感謝しています。
参加した選手の多くは初めてGPSを装着しましたが、非常にポジティブな反応を見せてくれました。

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僕自身も現役時代にGPSデータを頻繁に活用していたため、今回の遠征は大きな助けになったと感じています。
また、選手の評価という面でも、今まで見えなかった部分をデータを通じて確認することができ、
「この選手はこういう部分が少し足りていなかったんだな」という点を客観的に把握できる良い機会になりました。


3. 現役時代、GPSトラッカーはいつ頃から使用されていましたか? その時の経験を教えてください。

チョ・ヨンチョル:
僕がプロに入団した2007年当時は、GPSの使用はまだ一般的ではありませんでした。
そして2013年頃から日本リーグで本格的に導入され始め、その時期に初めて使用しました。


練習中にGPSを装着すると、フィジカルコーチがデータを収集してフィードバックをくれる形式でした。
それ以降、引退するまで継続的に使用していました。

GPS導入前と後を比較すると、選手たちの意識そのものが変わったと感じました。
自分のデータを直接見ることで、プレーや体調を客観的に振り返るきっかけになったと思います。

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4. 現役時代、チームではGPSデータをどのように活用していましたか?

チョ・ヨンチョル:
データは嘘をつきません。練習でも公式戦でも、すべて記録として残ります。
そのため、トレーニング強度が過剰だったり、逆に足りなかった場合もすぐに把握できました。


フィジカルコーチが毎日データを分析し、「この部分は負荷が大きすぎる」「ここはもう少しトレーニング量を増やそう」といった指摘をしてくれました。
選手たちはそのデータをもとに運動量を調整したり、パフォーマンス向上のために適切な負荷を加えるなど、
より体系的にコンディション管理を行っていました。


5. サッカー選手にとって、フィジカル(体力)はどのくらい重要だと思いますか?

チョ・ヨンチョル:
サッカーは多くの要素が複合的に絡み合うスポーツですが、
最終的にすべての技術やパフォーマンスを支えるのは「体力」だと思います。


どれほど技術が高くても、体力がなければ自分の力を発揮することはできません。
体力が落ちるほど競争相手に追い抜かれるリスクが高まるため、
優れた選手に成長するためには、まず基礎的な体力をしっかり身につけることが大切だと考えています。

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6. フィジカル面のさまざまな要素をどのように管理していくべきだと考えますか?

チョ・ヨンチョル:
僕は主にサイドのウィングフォワードとしてプレーしていました。
このポジションはスプリントや高強度の動きが特に重要なので、そうした部分を中心に管理していました。


もちろん、それ以外の体力的要素も欠かせません。
ポジションによって重要視すべきデータは異なりますし、それぞれのポジションに合ったフィジカルトレーニングが必要です。

トレーニングメニューを設計する際には、その基準を「データ」に置くことが何より重要です。
今では韓国だけでなく、世界中のクラブがGPSデータを活用して選手のコンディションや負荷を細かく管理しています。


だからこそ、選手自身が自分のデータを理解し、
日常的に自分のパフォーマンスに合わせたトレーニングを行うことが大切だと思います。


7. 高校や大学で活躍していた選手が、プロに入るとテンポについていけないケースもあります。

チョ・ヨンチョル:
そうですね。アマチュアからプロに上がると、ほとんどの選手が最初に「壁」を感じます。
もちろん最初から順応できる選手もいますが、多くの選手はプロ入り後1~2年は苦労します。

それは環境の変化だけが原因ではありません。

アマチュア時代に自分が十分だと思っていたフィジカルデータやパフォーマンスが、プロレベルでは通用しないことが多いのです。そのため、プロの舞台で「このスピードなら抜けると思ったのに」「この距離なら追いつけると思ったのに」と感じて、思うようにいかず自信を失うケースもあります。


今回の大阪遠征でも、僕は子どもたちに同じ話をしました。
実際のプロ選手や代表選手のデータを見せながら、
「今の自分のデータがどの位置にあるのか」を比較してもらいました。


このような経験を通して、今の自分に満足せず、データをもとに自分のレベルを客観的に把握し、
より高い目標を設定できるようになってほしいと思います。

幼い頃から自分のデータを記録・研究していけば、将来プロに進んだ時にもすでに基準値に近いパフォーマンスを発揮できるはずです。

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8. フォワードとして、体力不足で苦労した経験はありますか?

チョ・ヨンチョル:
プロとしてプレーしていて感じたのは、調子が良い時ほど後半90分まで強いプレッシングやスプリントを維持できたということです。
そうした時期は、試合終盤でも全力で守備に戻ったり、スピードを保ったままプレーすることができました。


一方で、スランプやコンディションが悪い時期には、決定的な場面で体力が足りずに本来のプレーができないことがありました。
特に前半と後半の体力差が明確なときには、監督やコーチ陣もその変化を感じていたと思います。

そうした経験から、「普段からの体力管理がどれほど重要か」を身をもって学びました。
今振り返ると、「あの時もう少し体系的に管理していれば良かった」と思う瞬間もあります。


すべての選手は自分のパフォーマンスを一番よく理解しています。
周囲から助言をもらうことも大切ですが、最終的に自分の体の状態を最も正確に知っているのは自分自身です。

だからこそ、食事・睡眠・回復・練習量などをデータで管理しながら、自分に合った運動強度やルーティンを見つけることが大切です。
これらを総合的に行うことで、試合中も体力的な不安なく安定したパフォーマンスを発揮できると思います。


9. SOCCERBEEのGPSは、フィジカルコーチがいない環境でも役立つと思いますか?

チョ・ヨンチョル:
正直に言うと、大阪遠征に行く前までは個人用GPSがあることを知りませんでした。
何人かの選手が既に使っていると聞いて驚きましたね。


実際に見てみると、個人用GPSがあれば練習や試合のデータを毎日確認できるだけでなく、
上位レベルの選手と比較することもできる。これはとても良いツールだと感じました。

もし僕が若い頃にこうしたデバイスを持っていたら、自分の不足点や改善すべき部分をもっと早く把握できたと思います。


現在、韓国の小中高のチームではフィジカルコーチがいない場合がほとんどです。
チーム全体でGPSを運用するのは難しい部分もあると思いますが、このように個人単位でデータを管理できるシステムが定着すれば、韓国サッカーがさらに一段階成長するきっかけになると確信しています。

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10. 後輩選手たちに、GPSデータ管理の重要性についてメッセージをお願いします。

チョ・ヨンチョル:
僕はエージェントとして多くの選手と会い、話をしています。
その中で感じるのは、若い選手ほど自分がどれだけ努力しているのか、どこが足りないのかを正確に把握できていないケースが多いということです。


もちろん、保護者や指導者の方々が多くの助言をされていますが、
こうした個人用GPSを使って自分のデータを直接確認・比較することは、選手にとってより具体的で現実的なフィードバックになります。

パフォーマンスが良い時と悪い時のデータを比較し、今後どのように改善していくべきかを自分で考えることが大切です。
また、過度なトレーニングで怪我をする選手もいますが、個人データを活用すれば、自分の体がどの程度の負荷に耐えられるかを知ることができ、それが怪我予防にもつながります。

韓国サッカーは昔から「フィジカルが強い」と言われてきましたが、今は世界全体のレベルがさらに上がっています。
特に日本の選手たちは、かつてはテクニックやパスが評価されていましたが、今ではフィジカルとスタミナの面でも世界レベルに達しています。

日本ではすでにGPSシステムが定着しており、
フィジカルコーチがデータを基に監督・コーチ陣と協力して選手の起用や管理に活用しています。


今後、韓国サッカーも選手個人の努力や周囲の助言に加えて、データに基づく自己管理文化 が根付いていけば、
さらに上のレベルに到達できる選手が増えていくと確信しています。

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